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absolute zero

DRRR!!、タイバニに首っ丈な小説ブログ

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宣言丸無視です

次回はDFFの小説だ!と息巻いていました、卯月です。

嘘つきました。
なんか、14話ネタで書きたいーとか思ってたら何時の間にか書いてました。
他にも書こうと思って放置のネタがいっぱいあるのにね!DFFとかボカロとか、きゅ、9話ネタ、とか…!
でも、即席ネタなので勢いだけの産物です。
うちのサイト、突貫工事が大好きだネ!(爆)

















何だか無性に身体を動かしたくなったのでバスケットボールを持って外へ出た。
兎に角練習して練習して、月に行く為にも練習して。たまにミスをする度に一々
喧しく人の事を笑うペットアクセに問答無用でボールを叩き込みながらシュート
の練習して。
日が落ちるくらいまでひたすら一心不乱にボールを投げ続けていた。
ふと、顔を上げるとトレーラーの方面から此方に向かう、ムカつくくらい立端のあ
る男の姿が見えた。
あれだけ立端があれば生バスケでダンク決めるの楽だろうなームカつく、とか考
えながらぼんやりと夕日を浴びて輝く青みのかかった銀糸を眺める。

「練習熱心ですね」

男はもうすぐ夕食ですよ、という一言と共にフェイスタオルを差し出してくれた。
こういう細やかな気配りが出来る人はモテると言われる。が、男相手にしてどう
するんだ、と思いながらも素直に礼を告げて手を伸ばした。



タオルを受け取った時に触れた男の右手はとても冷たかった
















頭に走った痛みに目を覚ますと、人の頭をかじりながら眠るペットアクセの姿が
あった。イラッとしたので取り敢えず頭から引き剥がしてから口の端を横に引っ
張ってやる。起きてしまったらまた喧しくなるかもと思ったが、その考えは杞憂に
終わった。
妙な時間に起きてしまった所為か、目が冴えてしまった。相変わらず眠くはある
のだが。
仕方が無いので気分転換でもしようと部屋から出て、二階のリビングルームを目
指す。
こんな時間では誰もいないと思っていたのだが、灯りが煌々と点いていた。
一体誰が、とリビングルームを覗くと、長身の男の姿。夕方の時といい、今日は
何かと縁があるのか。

「ダン君…っ!?」

全員が座れる広さの椅子に一人腰掛けていた男は此方を気付くと、慌てた様に
立ち上がった。声を掛ける前までは真剣に左手を眺めていたが、怪我でもしたの
だろうか。
左手がどうかしたのかと聞くと、曖昧に微笑んで「何でもありませんよ」と答えを
返してきた。
何事も無かったみたいに自然な動作でポットを手繰り寄せた男は、今まで使っ
ていたらしいマグカップにお茶を注ぐ。が、その途中ではたと気が付くと、更に何
か思案するような動作を見せてから此方を向いた。
紅の瞳で此方を見据えた男はお茶を入れたカップを左手に持ったまま、困惑し
た表情を浮かべていた。

「カップ、新しいのにした方がいいですか…?」

一体何の話だ。
そう聞こうかとも思ったが、カップを持った手が行き場を無くした様にさ迷ったの
を見て、納得する。…男が一々間接キスとか気にするか。
それでかまわねーよ、と言いながら催促するみたいに手を出すと、男は引っ込
めかけた、今まで男が使っていたらしいカップを差し出した。



カップを受け取った時に触れた男の左手はとても温かかった













アシンメトリーな体温
夕方と体温が違った気がするけど…
……こういうの何だっけ、へんおん、どうぶつ?




09.7.6

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