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absolute zero

DRRR!!、タイバニに首っ丈な小説ブログ

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こんなことしてていいのか、と自問自答する日々

お前レポートはいいのか、コピー本は、と第二の自分が聞いてきます。
どうも卯月です。

最近、ほんとにバスカしか更新して無いんだけど…と思いながらもやっぱりバスカ。
そして増えたアイスマン受け人口。
増えるのはいいことだ、と前の日記で書きましたが、アイダンも増やそうぜ!マジで!!
夏休みになったら車校に行きながらいっぱい小説書くん、だ…!


の、前に久しぶりに小説更新。
珍しくダンが、ダンが!と思いながら書きましたが、あれ、これ少しデレた?
後半部を書いてるときのBGMがミクの『ロミオとシンデレラ』だったからか、完璧に影響されてまry
『知らないことがあるのならば知りたいと思う、普通でしょ?』あぁ、このフレーズ頭から離れない。











「何処行きやがった、アイスマン!」
「氷男ー!出てこないとバカダンゴ喰っちゃうぞー!」
「そうだー!出てこいアイスマン…ってオレをかよ!?つかスパンキー!
お前鼻が利くんじゃなかったのかよ!」
「風邪引いたんだばかやろー!」
「…肝心な所で役立たずだな、お前」

街から少し外れた場所を宛もなく歩きながら探し人の名前を大声で呼ぶ。
夕食に間に合わないと困るから、とミユキに頼まれてアイスマンを呼びに来た
のだが、町中を探し回ってかれこれ一時間。自分達がそこそこ有名人だと自
覚しているので街の人に聞き込みして回ればすぐに見付かるだろうと考えて
いた。あれだけ立端がある上に目立つ容姿をしているのだから、特に見付か
りやすいだろう。

が。

実際には聞き込みをするどころではなく、ファンに囲まれてサインをせがまれ
る始末。街を探し回っていた一時間の内の大半はファンの対応に追われてい
た時間だった。
ファンから解放された時には既に気力は頭に乗ってたスパンキー共々ぼろぼ
ろで、トドメにアイスマンの目撃情報はゼロ。全く意味の無い探索になってしま
ったのだ。

しかし、見方を変えたのならば意味の無い探索では無かったかもしれない。

『あれだけ人の多い街中で一度も目撃されていない』のだったら、街の中には
いないということが解る。
ならばと思い、こうして先程から街のほんの少し外れで大声を張り上げて奴の
名前を連呼していた。これだけ大声を出していればその内気付いてくれるんじ
ゃないか、なんて考えからきた行動だった。

「……だった、んだけどよ」

呼べども呼べども返事は無く。
ついでに言うなら近くで同じように探していたスパンキーもいつの間にかいない。
…まぁ、あのペットアクセの事だから、その内ひょっこり戻ってくるのだろうとは
思うのだが。
これ以上闇雲に彷徨き回るのが馬鹿らしくなって足を止める。
さっきは『街にはいない』ということが手掛かりだなんて考えてみたけど、もしか
したら奴が目立つ、という想定が間違ってたのかもしれないし。考えにくいけど。
辺りを見回すが、緑豊かな土地が広がっているだけで何もない。何もないと言
っても、今まで旅をしていた砂漠に比べれば色々とあるとも言えるが。
ローリングタウンにも無かったような花も咲いてるし、動物もそこそこいるみたい
だし、あそこの木なんて人の足が生えていて――

………足?

一際大きな木の下、根元の辺りにすらりと伸びた長い足が見えている。見覚え
のある青基調のシューズを履いた足だった。
まさかと思って近付けば、探していた人物が木の幹に凭れ掛かって座っていた。

「氷男、見付かったじゃねーか」

やはりいつの間にか戻ってきたスパンキーが人の頭の上へとよじ登りながらぽ
つりと言葉を溢す。そんなことは言われなくても見れば分かる。
オメー呼びに来たんだろー、と定位置に戻ったスパンキーが本来の目的を丁寧
にも思い出させてくれた。だけど声を掛けることはしなかった。

アイスマンは木に凭れた体勢のまま眠っていたのだ。

「何か、よく寝てんだよなー…」

最近は試合も増えて連戦な上に自分の自由時間も取れない。やはり疲れが出
たのか爆睡状態だった。
うとうとしてるなら問答無用で叩いて目を覚まさせるが、ここまで深く眠られると
起こすのも悪いような気になってくる。
どうしようかと考えながら、小さく寝息を立てながら眠るアイスマンの顔を何気無
く覗き込んだ。


酷く整った顔立ち。
もはや病的なまでの白さを保つ肌。
普段は強烈な印象を与える紅い瞳は今は閉ざされていて見えない。


こんなに近くでアイスマンの顔を見たのは初めてだった。こうして見ると、今まで
特に気にしなかった事などが新しい発見として見えてきて、何だか少し面白くなっ
てきた。
黙ってクール系でも気取っていたなら、立ってるだけで女が寄ってきそうな見た
目してるな、なんて事を思いながら起こさないように隣に腰を降ろしてみる。

「起こすんじゃないのかー?」
「…そろそろ日が暮れて寒くなっからもう自分で起きるだろ」

遅れるとミユキが五月蝿いぞ、とそれこそ五月蝿く騒ぐスパンキーの口を塞いだ。
後30分くらい待ってから起きなかったら起こしてやろう、と考えて、再び隣で眠る
男の顔に視線を向ける。



「もうこんな機会は滅多に無ぇだろうな」

そんな事を独りごちながら、また一つ、新たな発見をした。











いいとこさがし。
(コイツ、男の癖に睫毛長い!指細い!なんか取り敢えずムカつく!)



09.7.31

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comment

なんなんだ^ ^

  • 七瀬兼瑞希 
  • 2009/07/31(金) 21:42
  • edit

社校いいな、社校(笑)←

いや、そんな事より…
おま…小説…
なんかもう、ダン君が可愛いんですが…
軽く萌え死に出来ますって!
ごちそうさまでした!←

無題

  • 七瀬兼瑞希 
  • 2009/07/31(金) 21:44
  • edit

車校の漢字間違えた…

やっぱり

  • 卯月 
  • 2009/08/01(土) 17:45
  • edit

デレたのか…ダンしか出てないのにそんなこと言われるって事は。
本編18話でもなんかデレてたんで、もう、なんかわぁぁ!って感じでした。わぁみなぎるwww

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