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absolute zero

DRRR!!、タイバニに首っ丈な小説ブログ

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話が急展開すぎてさ…

絶賛スランプ期間継続中、卯月です。
19話でのアイスマンの出番の少なさに軽くショックを受けながら小説を打つ毎日な今日この頃。
正直、話は二の次ですごめんなさい。
でもナヴィセラいいね!今週はルージュも出るみたいだし!ルージュ、記憶とかなくなってたらどうしよう。
色んな意味で展開が気になります。みんな幸せになってほしいよ…!



それはおいといて。
久しぶりに更新。今更ですが、私の小説は主にロード!ロード!編くらいの時間枠の話ばっかです。
まだ9話で話書きたいとか思ってるし、ね…!私は常に時代の一歩手前を滑走するのだよ!(爆)
進むと書きにくいので滅多に書かないかと。…アイダンだとやりにくいし。

前回の『いいとこさがし。』の続きみたいになってます。














微妙に肌寒さを感じて意識が半ば浮上しかける。
無意識に寒さを防ごうと右腕に感じる温かいモノを身体に寄せた。じわりと滲
む暖かさに幸せな気分になり、再び眠りにつこうと楽な体勢へと直る。
と、同時に赤い光が瞼を刺した。目を閉じている筈なのに強烈な光だ。
あまりの眩しさに微睡みかけていた意識が急速に覚醒する。










目を開ければ、一面に広がる夕焼け空。
覚醒したと言っても、まだぼんやりとしている頭で何時もサングラスに変形し
ているペットアクセを探した。確か、左手の近くで眠っていたのを随分前に見
た気がする。
ぐるり、と首を巡らせて左を向けば確かにペットアクセはいた。
ただ、『自分の』ではなく『他人の』だったが。

「……あれ、スパンキー君…?」
「おう、起きたな氷結」
「…レフティ、ライティは……」

頭が上手く回らない状態で自分のペットアクセの名を呟けば、スパンキーが
物知顔でがぱりと口を開けた。と、同時に完全に意識が戻った。
口の中には勿論、蜥蜴――の形をしたペットがのたうちまわっていた。

「やっぱ固くて美味くないぞ、このトカゲ」
「だったら口に入れないで下さい…」

逃げるように口から出た二匹は水辺を探して辺りを這い回り始める。喰われ
掛けたのは二度目だったが、どうやら元気そうだ。
そう言えば、と此処が外だという事に気が付いた。
散歩の途中で転た寝をしてしまったのは覚えている。が、何故スパンキーが
此処に居るのだろうか。
疑問を口に出そうとした時、それよりも早くスパンキーが此方を顎で示すよう
な動作をした。

「オメー、ソレどーすんだ」
「それ…?」

それ、と指された先は自分の右腕の位置。そう言えば先程温かい何かを引き
寄せた気がする、と思いながらも反射的にそちらに視線を向けた。




すやすやと気持ち良さそうに、ダンが自分の腕の中で丸まって眠っていた。




驚きのあまり声を上げそうになったが、寸でのところで抑え込む。
動揺して身体を揺らしてしまい、その振動を感じたのか腕の中で眠るダンが
身動ぎした。起こしてしまったかと思い、身体を強張らせる。
暫く様子を見たが、何事も無く眠ったままだった。取り敢えずは起こさなくて良
かった。
ほっとしたのも束の間、状況は全く変わっていない。

「な、何がどうなってこんな事に」
「バカダンゴ、オメーを呼びに来て、起きるの待ってる間に一緒に寝ちゃった
んだぞ」

スパンキーがこんな状況になった経緯を説明してくれたが、結果としてそれら
は耳を右から左へとすり抜けて頭には入って来なかった。ダンが再び身動ぎ
したからである。
くっついていた肌が気持ち良かったのか、ダンは胸に頬を擦り寄せてきた。
れと同時に自分の理性も激しく揺れた。
年相応のあどけない寝顔は睡眠という欲が満たされているせいか、とても幸
せそうだった。それを見る自分の顔がどんな事になっていたのかなんて考え
たくない。きっと酷いことに、

「氷結ー顔が緩んでんぞー

既になっていたようだ。慌てて顔を戻す。
気を取り直して、現状を打破するにはどうすればいいのか考える事にした。

「…まぁ、起こさないようにそっと抱えて帰りましょうか」
「別に起こせばいいじゃねーか」
「嫌ですよ勿体無い!」
「オメー、そのマジ顔ヤメロ」

思わず溢した本音でスパンキーに若干引かれながらも、眠り続けるダンを細
心の注意を払いながら腕に抱える。
持ち上げても全く起きる気配が無かった事に安堵したが、逆に心配にもなって
きた。こんな無防備な状態で襲われでもしたら、抵抗も出来ないだろう。襲う
時にはとても好都合かもしれな(略)

「腹減ったなー…おい氷男、バカダンゴ連れて帰ってこいよ」

先に帰るからー、とスパンキーが片手を振ってトレーラーのある方角へと向か
っていく。

え!このまま二人きりにされるとか色んな意味で危ないん、で、すが…」

咄嗟にスパンキーを引き留めようとしたが、「捕まるような事はすんなよー」と
まさについさっき考えていた事に釘を刺すような発言だけして無情にも帰って
しまった。あのペットアクセは鬼か何かか。







ふぅ、と深くため息をつくと腕の中で眠るダンを動かしても極力揺れないように
抱え直す。何時までも途方に暮れていても仕方がないので、トレーラーに戻
ろうと踵を返した。
意識の無い人間の身体は重いと言われているが、流石に体格差がある所為
か、とても軽く感じられた。いつだったか、もっと身長が欲しいと騒いでいたが、
個人的にはこれくらいでいてほしい。
ぺったりと胸に顔をくっ付けた状態のダンが不明瞭な寝息を漏らした。彼に触
れている箇所が、平熱の低い肌には熱すぎる。
あぁ可愛いなぁと思う反面で一体何時まで耐えていればいいのか、軽く拷問に
近いだろうとか考えていた瞬間。
一体何の夢を見ているのかダンはへらり、と微笑んでから今までに比べはっ
きりとした寝言を呟いた。


「んー…アイス、マン…」







ぐらり、と今までに無いくらい激しく理性が揺れた。
















忍耐力測定
(今だー…ですとろい…)
(襲ってはいけない…いけない…!)




09.8.11

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comment

無題

  • 七瀬瑞希(足してみた) 
  • 2009/08/10(月) 19:30
  • edit

あ、あ、あ…頭パーン\(^o^)/した!!
あかんて!これはあかんて!!(^p^)

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